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介護保険制度の仕組み【自衛官の介護支援制度】

2023年3月12日

介護保険制度の仕組み【自衛官の介護支援制度】
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節約隊員

僕まだ若いし両親も若いから関係ないかなー🤔

今後は更に介護の問題が深刻化するので一度は目を通してみてね。

ぱぴ子

こんな方にオススメ

  • 介護保険の制度について知りたい方
  • 自衛官の介護休暇の取得方法について知りたい方

介護保険制度

介護保険の仕組み

介護保険は介護が必要になった人が地域で安心して暮らしていく制度です。
市区町村が運営し、40歳以上は全員が加入して保険料を納めます。もし介護が必要になれば年収によって1~3割を負担し介護サービスを受けられます。


介護保険は65歳以上でも全員納める事になり、年金の受給額にもよりますが年金から天引きされます。
現在、介護保険は利用者が多いため、料金改正が多く今後も私達にとって厳しい状況になる可能性が高いです。

介護保険の仕組み

介護保険を利用できる条件として64歳までの方は対象の病気が原因で要介護認定を受けた方になり交通事故などが原因では介護保険の対象外です。65歳以上ですと要介護認定を受ければ原因を問わず利用可能です。

介護保険証:負担割合証

健康保険証の様に65歳以上には必ず交付され、40~64歳には要介護認定を受けたら交付されます。
私の父親のコピーなので白色ですが市区町村により内容や色が違います。

健康保険証
健康保険証
介護保険サービスの自己負担割合と判定基準

40~64歳の方は所得に関係なしに1割負担ですが65歳以上では昨年度の収入(年金含み)によって自己負担が違います。無職になっても基本的に1割負担の方はあまりいません。

自己負担割合
年金収入等340万円以上
(合計所得金額220万円以上)
3割
年金収入等280万円以上
(合計所得金額160万円以上)
2割
年金収入等280万円以上
(合計所得金額160万円以上)
1割

介護保険を利用するには

介護が必要ではない方でも65歳以上では介護予防に関する講演や運動教室の参加。対象者は介護予防・生活支援サービス事業を受けられます。

要介護認定の申請

要介護の申請をします。主治医に意見書を書いてもらい市役所に申請します。申請は家族でも構いません。
申請後、担当者が審査・判定し認定結果が通知されます。要支援1~2と要介護1~5に区分されます。

介護保険サービスの種類と費用

自宅で介護する場合の居宅サービス、介護施設でりようする施設サービス、市区町村に住んでいる方が利用できる地域密着型サービスがあります。

居宅サービスではヘルパーさんがきて食事や入浴などのお世話をする身体介護や住居の清掃、選択等の生活援助をしてくれます。
自宅で介護をするために家に手すりの取り付けや段差や傾斜の解消等のの工事をした場合に住宅改修費が支給される場合もあるので市役所に事前に確認しましょう。

介護保険サービスの自己負担額

介護保険のサービスは、利用料の1~3割を支払い利用しますが、それぞれ上限額が設けられています。

限度額を超えてサービスを利用すると全額自己負担になりますが、担当のケアマネージャーが限度額内に収まる様に介護保険サービスを考えてプランを組み立てます。

私の父親は要介護4で自己負担2割なので61,876円が限度額となります。

介護保険サービスの自己負担額

1~3割の負担だとしても毎月の支出は大きいです。

ここまで介護保険の説明をしてきました。自宅でヘルパーさんのサービスを受けながら自分で介護をする場合はこの金額と食費や電気代等の生活費ですが自宅で介護ができず施設に頼む場合は更に施設の費用もかかります。

ぱぴ子

施設にも色んな種類があるので家庭の介護状況と金銭面も考えて選びます。介護保険施設の種類と特徴を紹介します。

介護施設の種類と探し方【実体験】

通いを中心とした複合的なサービス

住居型の施設への通いを中心に自宅に来てもらう訪問、施設に宿泊するサービスを柔軟に受けられます。

短期間施設に泊まる

いわゆるショートステイというタイプの施設です。短期間の入所で機能訓練等が受けられます。自宅の介護疲れの方が一時的に宿泊してもらう場合もあるようです。

移り住む

このタイプが皆さんが想像する介護施設だと思います。私の父親もこのタイプの施設にお世話になっています。

生活介護が中心の施設

特別養護老人ホームという常に介護が必要で、自宅は介護ができない方が対象です。要介護3~5の方しか申し込めませんが昔は3以下でも入居できたようです。値段が少し安いのと倒産リスクも少ないため、とても人気で基本的に数百人の入居待ちが当たり前です。申し込み順に入居できる訳ではありません。介護度の必要性、また家庭状況により施設で判断しますので本当に困っているなら必ず申し込むだけ申し込んでください。
失礼な言い方になりますが、入居者が亡くならない限りは空きが出ないのでいつ入居できるか不明です。

介護やリハビリが中心の施設

介護老人保健施設は症状が安定し、リハビリに重点をおいた介護が必要な方が対象で家に帰る事が目的なのでずっとはいれません。

施設でサービスが違う

皆さんも聞いた事のある有料老人ホームです。その施設によって特色があり、介護度も何以下だったり何以上という場合もありますので自分の介護状況に合った施設を探しましょう。

病院での療養、長期療養の機能を備えた施設

医療と介護が一体で受けられる施設ですが医療行為が基本いらない場合ですと入居できません。

父親の介護施設を探した話【実体験】

私がとても苦労したのは父親の入居先を探す事です。2ヶ月のタイムリミットで最初の1ヶ月は要介護認定で過ぎてしまいました。
要介護度が不明だと施設に行っても申し込みが出来ず、パンフレットを貰う事ぐらいしかできません。父親は要介護4で食事を鼻から栄養をながす経鼻経管なので入居できる施設も限定されます。
また施設の費用も個室タイプ、4人1部屋で料金は違います。料金も部屋代、共益:管理費、洗濯、おむつ代、経鼻経管は+料金と施設により金額設定は違います。私の住んでいる地域では月9~17万と施設で金額にかなり差がありました。
父親が入居できる施設で予算内の施設も満室だったり、申し込んで病院に父親を見に行ってもらうと入居は不可です。と連絡を受けると仕事の合間と休日も使って探している私の精神的な疲労はひどかったです。
最終的には少し遠い地方の有料老人ホームに入居させてもらい本当に助かりました。
父親が入居した施設は月14万+介護保険サービスの自己負担2割の約6万で毎月20万を支払っています。

介護施設を探す時にやってはいけない事

親戚の目も気になるからと自宅で介護する
 要介護度が低く家でも本当に介護できるならいいですが要介護度が高かったり仕事をしていて負担だけ増加し、介護する側が共倒れになるなら絶対に施設に預けるべきです。
家庭の収入に見合っていない施設に入居する
 家族だし新しく設備もサービスもいい施設に預ける場合、お金持ちならいいです。家庭の収入に見合っていない施設は避けてください。

自衛官の介護支援制度について

節約隊員

介護保険は皆が支払って助け合いで成り立ってるんだね。

金銭面もだけど仕事もあるし介護をする事になったら仕事と両立できるのかな。

節約隊員
ぱぴ子

介護休暇、休業手当金に両立支援制度もあるから安心してね!!自衛官の休暇と両立支援制度を紹介していくね。

介護に関する両立支援制度

家族に介護が必要になった時に使用できる制度です。

短期介護休暇(自衛隊法施行規則第49条第1項第9号の4)

負傷、疾病又は老齢により2週間以上にわたり日常生活を営むのに支障がある者(要介護者)の介護その他の世話を行うため、1年において5日の範囲内で取得することが可能です。

介護休暇 (自衛隊法施行規則第49条の2)

要介護者の介護を行うために、通算6月までの期間内において取得することが可能です。

介護時間 (自衛隊法施行規則第49条の2の2)

要介護者の介護を行うために、1日の勤務時間のうち2時間を超えない範囲で勤務しないことが可能です。

両立支援ハンドブック - 防衛省・自衛隊HPより引用

詳しくは両立支援ハンドブック - 防衛省・自衛隊のP33からを参考にしてください。

介護休業手当金

組合員(任意継続組合員を除きます。)が配偶者、父母、子等の負傷、疾病及び老齢にあるものを介護するため、日を単位とした介護休暇を取得した場合に支給されます。
詳しくは防衛省共済組合を参照ください。

まとめ

今回は介護保険の制度の説明と自衛官の介護支援制度について説明しました。
2025年には75歳以上の割合全人口の約18%となり「超高齢化社会」に突入します。2040年には65歳以上が約35%になると推計されています。この事から介護の問題は皆さんが制度を理解しておくことが重要です。

ポイント

・2025年の超高齢化社会はもうすぐ
 関係ないとは思わず介護制度を理解しておく事で家族を守れます
家族に介護が必要になった時には介護保険制度だけでなく職場の支援制度の活用も!

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